世界的危機(4)食糧不足

新規VirtaPayユーザーのために要約すると、パート1では世界経済危機の事象を取り上げました。パート2では、危機から誰が被害を受けるのかについて説明しました。パート3では、迫り来るエネルギー危機や、その根本原因と何処に向かっているかについて触れました。
パート4では来たる食糧不足について見てゆきます。

世界食糧危機

世界経済危機の研究で、たくさんの食糧危機の兆候が見受けられました。もちろん、食糧危機は現在の状況を長引かせ、さらに悪化させます。食糧危機といっても既に発生している世界の一部の人々だけの事ではありません。投稿の残りの部分で研究にて分かったことをお伝えします。

地球温暖化...も一つの原因

地球温暖化についての討論があります。その討論はもし地球温暖化が起こったら、ではなく、主に地球温暖化の原因についてです。
多くの科学者達が地球温暖化の原因もしくは加速させているのは化石燃料(石油や石炭)を燃やしてできるグリーンハウスガス(二酸化炭素)の放出であると主張します。
一方、少数派の意見では、地球は自然のサイクルにより温まっていると言う意見があります。彼らは、地球は人類に関係なく過去に何度も寒暖を繰り返しているという事実を指摘しています。
私たちの食糧危機については、その討論において地球温暖化の原因は関係ありません。関係あるのは、地球温暖化が発生しているということです。地球の温度が上昇しているという事実は否定出来ないのです。証拠は無視できません。地球温暖化は食糧危機を引き起こすでしょう。もうすでに私達の生活に影響を与えています。
地球温暖化が人によってなのか、自然のサイクルによって起こっているのかは、再度言いますが、関係ありません。
原因は関係なく、温暖化は始まっており、すぐには逆戻りすることはありません。
他に考慮すべきが、この温暖化が私たちの日常生活に与える影響です。子供や未来の世代へのインパクトは議論の範囲を越えています。


地球温暖化はすでにダメージを与えている

以前のひどい干ばつは決定的な世界規模での食糧難から引き起こされました。穀物、果実、野菜、肉を含む人類のあらゆる食料生産能力にダメージを与えました。
地球温暖化による天候変化による干ばつは、近年アメリカの農作物や他の作物輸出国にたびたびダメージを与えました。過去11年のうち6年は、生産量を消費量が上回りました。これにより1974年から世界の食料準備が最低レベルにまでおちてしまいました。Earth Policy Institute in Washington D.C.の所長であるLester Brownによると、私達は食料価格高騰と飢餓の新しい時代に突入しているそうです。世界が食料豊富な時代から食糧難に移っていく中、食料供給は制限されており、土地は最も求められている商品になっています。
最近の書籍で、Brownは「食糧難は文明を弱体化させる」と言っています。私達は同じ道に沿っています。各国は自力でなんとか生きています。 世界は一年一年進んでいます。

食糧難は明らかになりつつある

まだ食糧難が明らかになっていない国でも、兆しをみつけるのは難しくない。食料を買う時に気をつけてみると、次の事象に気づくでしょう…
  • 値上げ – 一番分かりやすい兆候です。食料が少なくなると、値段は残された供給に基づき値段が上がります。近年、普段よりも急激に上昇しているのに気づくでしょう。
  • 小さな入れ物 – 気づかない人も多いかもしれません。商品の大きさに注意を払っていれば、だんだん小さくなっているのが分かるでしょう。オレンジジュースを例に取ると、かつてはハーフガロン(64オンス)で売られていましたが、ハーフガロンはいつの間にか59オンスに減っています。そして値段も上がりました。
    これは例外ではありません。幅広い製品のサイズが小さくなっています。次回、購入される場合は見てみて下さい。
  • 品質の低下 – 多くの製造者は顧客に知らせずに質を落とし、より安い原料で、かさを増しています。例えばそれはコーヒーに言えます。高品質のコーヒー豆のコスト上昇のため、世界中の多くのコーヒーメーカーは調合のバランスを変えています。彼らは、高く評価されるArabica豆から、安く香りの少ないRobusta豆を使っています。
    再度言いますが、これは例外ではありません、あらゆる食品群に起こっている事です。逮捕された違反者をいくつか挙げると:ひき肉 [普通の動物の肉ではないことがあります、ハンバーガーに馬の肉が入っていたニュースを考えてみて下さい。]; オリーブオイル [安い油で薄められている]; フルーツジュース[安いフルーツで薄められたり、水や砂糖を加えている]; お茶 [芝やシダなどを混ぜる]; スパイス[かさ増しのハーブがたいてい加えられ、時には危険な物質も].

他の原因… ピークオイル

地球温暖化の食糧難の脅威は甚大です。しかし、もし地球温暖化が脅威ではなかったとしても、私達は大きなトラブルをかかえています…
多くの科学者が言うには、現在の地球温暖化問題は石油をエネルギーの為に使用していることが原因です。だから、皮肉になってしまいますが、地球温暖化よりも直近の脅威があるということです、しかしそれは直接結びついています…世界は石油不足を迎えています。
石油供給の減少は食料の巨大な崩壊を起こすでしょう — 生産、運搬共に難しいでしょう。

食料生産
食料生産大国は最新の石油ベースの燃料で動く機械を主に使用しています。燃料なしでは機械を動かせません。 結果的に、土地を耕せず、タネも植えられず、近年の巨大なスケールでの食物収穫ができなくなります。
私達は石油に頼って来ました、それは食産業全体を動かしていました。石油がないということは世界のほとんどの場所で食べ物が無くなるということです。

食料運搬
十分な石油があって、タネを植えられ、手で収穫できたとしても、市場に運ぶ手段が問題になってきます。 石油が無ければ、運搬トラックや列車、船は動きません。
大きな都市は一番被害を受けます…
  • 大都市は食料の定期供給に頼りきっています。
  • 定義上、大都市は人口が多いです。ということは当然食べる量も多くなります。
  • 大都市に住む人々は自分で食物を作ったことがほとんどないでしょう。(小さな農園を管理していたとしても、それがいつまでもつでしょう?)
  • 特に、全ての食料は何かしらの方法で大都市に輸送されなければなりません — その全ては石油で動くのです。
  • 大都市での見積もりは、もし輸送が破壊されれば、店や市場の食料は3日以内になくなります。
大都市で食料が無くなれば何が起こる?暴動、混乱、破壊行為が行われるでしょう。大都市というのは食糧不足が現実的になってくると住むべき所ではありません。

次はパート5です…

このシリーズでは少なくとも2パート残っています。世界経済危機から利益を出す手助けが出来るように、そして世界をより良い場所に出来るように、VirtaPayがどうやってその手助けをするかの全体像を掴むために全てのパートを読んでおいて下さい。

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世界的危機(3) エネルギー不足

新規VirtaPayユーザーの為の要約: パート 1では世界経済危機のいくつかの事象に触れました。 パート 2では、中間層と貧困層が一番被害を被って、経済危機のあいだでも富裕層は富や力をつけるということを示しました。
今回は危機の根本原因の一つだと思われるものについて触れます。VirtaPayがどこに向かっているかを理解するために、現在の危機を理解することが大切です。皆さんがこの世界経済危機に関する投稿シリーズを読むにあたって、我々の最終シリーズでは、全てが結びつき、危機から皆さんが利益を出すためのVirtaPayの動きを示すことができるでしょう、、そしてその過程で世界をより良くできたらといいなと思っています。


このトラブルの根底には何があるのか?

現在の世界経済危機の研究中に、全てのトラブルの根本原因を探していました。 証拠が深い所まで我々を導き、いくつかのものが再浮上しました。その一つに “ピークオイル”があります。
ピークオイルとは、世界で石油が不足するという事実に触れています。この問題はシンプルです。 人類は石油を益々求めています。しかし石油には限りがあります。世界の石油需要が供給を上回ろうとしている事が明らかになってきました。近づいているかもしれませんし、もう達しているかもしれません-ピークに。


なぜ石油が問題に?

1900年代初期から、安くて偏在する動力源(石油)の存在は文字通り私たちの文明の発展に貢献しました。それは馬に乗っていた人類を、これだけ短い間に自動車、飛行機、や宇宙まで行けるようにしました。
石油は人類にとって、産業と富という意味で多大な恵みです。富裕層の多くは、昔石油の大切さに気付き、確保した人々の子孫です。それからさらにその利益をもって、更なる石油への繋がりをふかめていきました。
思うに、世界経済危機は世界の石油供給に直でつながっています。いいえ、これだけではありません。しかし、主要な原因であると思います。


石油価格の下落については?

不景気により(ガソリンスタンドでは)石油の価格下落があるかもしれません。これらの価格下落は世界経済危機における工業生産の遅れの影響を直接受けています。ほとんどの工業生産は石油に頼り、故に不況は一時的に石油の需要を減少させ、自然に石油価格が下落するのです。これらの価格下落は一時的です、そして工業がスピードアップを試みるたびに、私たちは急激な石油の高騰にみまわれるのです。これらが景気停滞を長引かせ、消えゆく石油の供給も多少長引くでしょう。


他のエネルギー源は?

人類史上、私たちは新しい挑戦の時を迎えています。このような試練は今までにありませんでした。私たちの資本主義経済が実際に問題の大きな部分を占めています。
資本主義では、商品が価格競争をします。エネルギーは商品です。最低価格が勝ちます。 競合が太陽光で作ったエネルギーより、あなたが石油で作ったエネルギーの方が安ければ、あなたの勝ちです。今日のシステムでは、グリーンエネルギーはまだ高すぎるのです、そして汚い、安い石油が価格では勝つのです。
石油王や、彼らが有する会社はとてつもない額を石油抽出や精製技術に投資しています。そして、石油は世界経済システムの中に深く定着しているのです。石油会社は何千億円を地中から抽出する為に設計された機械や、いくつもの成分の石油ベースの商品に精製する機械につぎ込んできました。彼らは世界中の石油地帯や油田をおさえています。
はい、石油はなくなりつつあるエネルギー源です、しかし裕福な石油男爵は最後の一滴まで絞り出すでしょう。彼らにとっては、いかなる新しいテクノロジーも踏み込んできて彼らの投資を台無しにしてほしくないのです...石油が完全に無くなってしまうまで。 


グリーンエネルギー

グリーンエネルギー源は人類にとっての自然な次のステップです。太陽、風、水などからの豊富なエネルギーがあり、人類に何度も与えてくれます。しかし、汚い石油や石炭、高リスクの原子力(日本を考えてみて)エネルギー源がそれらの登場を阻んでいます。
私達は世界経済システムをコントロールする多大な投資をした人々の欲により阻止されているのです。彼らはそのシステム支配を続け、投資から一滴残らず利益を得ようとしています。彼らはサポートしているように見せかけ、裏側でグリーンエネルギーを抑圧します。
事実として、グリーンエネルギーをサポートしていません。まだ。それは彼らにとって脅威です。研究開発や製造、石油技術にかけた莫大なお金を失うことになるのです。言うまでもなく、彼らが購入したり利用していた油田は不正に、陰湿で、非道徳的な方法によるものです。(それについては次回の投稿で説明します。)


どこへ向かっているのか…

我々が思うに、現代世界は今までにないようなエナジー不足危機に向かっています。
以前発展途上国だった国が産業化、西洋化しています。これらは、ブラジル、ロシア、インド、中国などが含まれます。この4カ国だけで世界人口の40%を占めます。これらと、他の国も急速に生活基準が上がっており、それに伴うエネルギーの消費が劇的に上昇しています。
不運にも、地球の資源は限られています、有限です。全ての国がアメリカのように資源を消費すれば、今日の状態を維持するだけで地球が7つ必要だという見積もりがあります。(成長なんて考えずしてもです)


石油がなくなると何が起こる?

もちろん誰も100%正確な予言ができる人なんていません、しかし現在の傾向と最良な推定をします。まず、現在の石油下降率を調べ、人類のエネルギー需要を調べます。次にグリーンエネルギーが導入されたレートを調べます。これら2つの傾向を合わせて見積もると、人類はグリーンエネルギーが取って代わる準備が整う100年程前にエネルギーを失うでしょう。人類は次に起こることへの準備ができていません。


次はパート4…

世界経済危機の投稿シリーズで少なくともあと3つのパートを投稿します。全ての投稿を読んで、VirtaPayがどのように皆さんを世界経済危機から利益を上げる手助けをし、より良い世界にできるのかという全体図を掴んで下さい。

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