世界的危機(2)誰が被害を被るのか?

注: これはかなり長い投稿になります。 少し飲み物で喉を潤してから戻ってきて、リラックスして世界的危機の投稿パート2をお楽しみ下さい。
要約: 前回の投稿で世界的経済危機の事象をいくつか取り上げました。それらが単なる氷山の一角に過ぎないということ、また、人々が気づいているよりもっともっと深い所に根本原因があることなどに触れました。 これからこの世界的危機の投稿シリーズであなたが知るのは、この世界的経済危機の根本原因が現在の経済システムの構造に深く織り込まれているということです。まだパート1を読んでいないならばこのパート2を読み進める前に読むことをおすすめします。

原因、影響、チャンス

パート1で触れましたが、我々はここ数ヶ月間、世界的経済危機について徹底的にリサーチしました。まず影響を調べ、それから遡って原因を追求しました。証拠の痕跡は我々を数多くの方向に導きました。 その内のいくつかで行き詰まり、一番それらしき物は判断を誤らせ、本質を見えなくするものでしたが、国際経済の奥深くの見えないミステリアスな領域へと私達を導くものもありました。結局、いくつかの驚くべき結論に達しました。
世界的危機はパート 1で挙げたような多くの影響をもたらしました、そしてそれらはほぼ毎回明らかなものです。毎日のようにニュースでは失業率、巨額な政府負債、倒産、住宅バブルの崩壊、政府による企業救済、退職基金の崩壊、ヨーロッパ危機など。
しかし、その原因 (と、最もやっかいな影響) はそれほど明確ではありません。実際に、それらは嘘で塗り固められた殆ど見抜けないものや周到な歪曲の影に隠れています。本当の原因が明確ならば今すぐ解決することができるでしょう。しかし、今考えると、もし原因が明確であったとしたら、今日の危機になるずっと前に問題は修正されていたでしょう。
問題は、隠された原因はほぼ修正不可能ということです。 医者が病気を治すのではなく、症状を改善するのとよく似ています。治すためには何が壊れているかを知らなければなりません。
我々は前回の投稿以来、熱心に発見したものや結論を理解しやすいように整理しました。
現時点で、この投稿シリーズが少なくとも6パーツを含む予定です、もっと多いかもしれませんが。これで我々のリサーチの結論を説明するには十分なはすです。
この投稿シリーズの終わりに向かって、結論によって現れたかつて無いチャンスを発表する予定です。 このチャンスはVirtaPayユーザーが何年にもわたって世界的経済危機から直接恩恵を受けられるものです。

危機の中で誰が被害を被る?

現在のように国家や世界が経済危機に面した時、誰が被害を被るのでしょうか?全員が同じようにダメージを受けるのでしょうか?無傷の人はいるのでしょうか?だれか得するのでしょうか?この投稿の残りの部分は、これらの質問を調査し、次のパートを投稿するまでにあなたが考えるべきポイントをお知らせします。

我々の結論: 富裕層は更に裕福に.

リサーチの結果、不況や不景気は一般的に中間層や貧困層だけに被害を与えます。 裕福な人々は、申し立てをよそに、経済トラブルからはとてつもない利益を得ています。危機が大きくなれば、彼らの利益も大きくなるのです。

$ではなく、%だけが問題です。

ニュースレポートでは繰り返しある主張を見ます…
経済トラブルのあいだ、富裕層はいつも、貧困層や中間層だけでなく”全員”が被害を受けていると主張します。彼らは、彼ら自身も経済に被害を被っていると強く主張します。彼らの主張を裏付けるがごとく、私達は彼らの純資産が経済の停滞によって下がっているグラフを見せられます。
この嘘はとてもうまく働きます。なぜかというと、それは本当のように思えるからです-紙面では。彼らも被害を受けているとの主張は、暴力革命で下層クラスが昇ってこないように上層の富裕層が使った戦術です。本当の真実は、純資産は下がっているかもしれないが、実際は、彼らは実質資産という面で更に裕福になっているのです。

それはどうやって?

それらの嘘は今日の国家通貨が絶対値を持っているというありがちな誤解を利用しています。そんなことはありません。そうです、経済危機では、富裕層の額面通りの純資産は何百万、何十億ドル、ユーロ、円など、下がるかもしれません。それらの通貨は全て相対的な値です。それゆえに、その想定される損失が本当の問題(実質資産での所有率)から注意をそらすのです。
富裕層の純資産が不景気で何十億(今日の国家通貨で測るとして)も下がった時、それはまったく意味を成さないということを、世界の実質資産の保有率が上昇しているという事実を知ってしまうと理解できます。

富裕層が使うそのトリックは…

富裕層とは、定義上、平均的な人々とはかけ離れた実質資産を所有する人々です。この実質資産はたいてい不動産、株、債権、希少金属などを含みます。彼らは一般的に株式市場…所有権などでの資本利得から多くを稼いでいます。ですので、経済危機が起こると、株価が下がり(会社の売上げが減少するため)、不動産価格も降下する(市場に買い手が減るため)などが起こります。
だから富裕層の純資産は経済危機によって降下するのです。これが、彼らが言う「皆と同じように自分たちも被害を受けている」ということです。
そこで、例えば、彼らが”XYZ会社”の株を10,000株保有しており、一株が$500から$400に降下したとします。彼らはそれを$1,000,000の損失と言うでしょう。しかしそれは紙面上の話です。危機や不景気(や他なんでも)が終われば、株価は回復しますし、大抵以前の価格を越えます。だから、彼らは被害を受けていると言っていますが、実は危機によって一時的に安くなった株価や不動産、その他の実質資産を買い漁るのに忙しい時を過ごしているのです。

他の人々にはどのようなことが起こるのか…

一方、貧困層や中間層は富裕層に比べてとても少ない資産しか保有していません。経済危機は貧困層や中間層の生活必需品さえも提供できない状況を作ります。 家族を養っていくには、数少ない実質資産(不動産、株、債権、乗り物、ジュエリーなど)を売らざるをえない状況になることも多々あります。これら所有物を売るためには、危機の最中でも使えるお金を持っている買い手がいなければなりません。誰だか分かりますか?もちろん、富裕層です。
踏んだり蹴ったりですが、それは市場が危機に陥っているから、品物がとんでもない低価格で下層のクラスから売られているのです。例えば、ジュエリー、株、乗り物、家や他の財産は貧困層の人々が生き残るためだけに売られることが多々あります。

絶え間なく広がる差

歴史上のどの不況や不景気を見ていても、裕福なエリートはいつも世界の過半数をしめており、貧困層はそれらが起こる前よりさらに低くなっています。
経済不況や不景気は富裕層にとっては力を強固にし、世界の富を牛耳るチャンスなのです。この貧困層・中間層から富裕層への富の移りは実際に経済が不安定な時に加速します。

例:アメリカの不動産バブル

ここでは一つ一つアメリカの不動産バブルについて取り上げ、経済危機から富裕層が更に豊かになる実際の例をお見せします。
注: アメリカの不動産バブルの原因と影響の詳細を全て取り上げるとなると、間違いなく何千ページも埋まるほどになります。下記にできるだけ不動産バブルについてシンプルにまとめました。我々が思うに、政府やエリートはそれらの状況をかなり複雑にして、実際に何が起きているのかを貧困層や中間層に理解できないようにしているのでしょう。
  1. 中央銀行が市場を操作する。 アメリカでは連邦準備制度が中央銀行の役割を担っています。不動産バブルが膨らみ始めるには、彼らはローンの金利を歴史的な低さに下げました。
  2. 投資家が飛びついた。 低金利の結果、低金利ローンができる欲深い投資家はアメリカ中の不動産を買うためにお金を使いはじめました。 住むためではなく、投資として利益を出すために購入したのです。
  3. 住宅の価格上昇。 購入ラッシュは住宅価格を上昇させました。限られた供給に巨大な需要がある場合、自然に価格は上昇します。
  4. 裕福な投資家は大きな利益を稼ぐ-繰り返し。 住宅価格が上がり続けると投資家は安く購入した住宅を売り、その利益でまた新しい住宅をすぐに購入するのです。
  5. 無実な人々は罠に掛かる。 住宅価格が乱暴に高く、上昇すると、中間層や貧困層の家族は身動きがとれなくなります。 これらの人々は単純に住む場所が必要でした。彼らは投資家ではありませんでしたし、投資家のバブルの罠にかかったのです。 だから彼らは払えもしないローンを組むしか方法がありませんでした。
    銀行は略奪的な貸付行為を行なっていました。これが意味するのは、銀行は中間層や貧困層がローンを返済する余裕が無いのを知っていたということです。しかし、腐敗や貪欲からとにかくローンを承認していました。(ちなみに: 銀行はその後すぐに疑いのない投資家にローンを売るようになりました。何千もの不良なローンが組み込まれてヘッジファンドに売られました。これが住宅バブルがはじけた時にたくさんの退職基金が失われた原因の一部です)。
    無実な人々が新しい住宅に移ると、毎月の支払いに対する継続的なストレスと恐怖に何年もさらされながら生活することになります。多くの人々はただ家族に食べさせ、住む場所を確保するために政府のサポートを受けます。
    住宅の支払いを用意し続けるのに、彼らは家族から借りたりしました。彼らは耐え難い給料日ローンを利用しました。 その日暮らしで、預金も底をつき、それでもなお資金難になりました。多くの人々は支払いのためにクレジットカートを使用しました。破産するまで出来る限りの事をやってなんとか成り立っている状況です。単純にもう家賃を払えない状況でした。
  6. バブルがはじけた。 人々が住宅ローンの不払いが積もると必ず破裂するポイントは来ます…。そのポイントで住宅バブルははじけます。
  7. 無実な人々の財政が破壊された。
    • 支払えない者は立ち退かされた。
    • 多くの人がホームレスになった。
    • 多くの人が履歴に残るブラックマークがついた。
    • 多くの人がローンを組むにしても良いレートのローンはもう無いと気づいた。
  8. 銀行家は救済されました。 米政府は大銀行の恥ずべき振る舞いにも、大きすぎて潰せないと税金を使い即座に救済しました。ここで言われる辛辣な皮肉が、こんな状況から被害を受けた無実な人々から得た税金を実際は彼らを苦しめた銀行の救済に使われていると言うことです。路上で貴方から盗んだ強盗に支払えと命令されることを想像して下さい。米政府は、欲や腐敗からの当然の結果である銀行家を税金で救ったのです。 住宅バブルの間、これらの銀行の重役たちは何億というボーナスを受けていました。
  9. 投資家が再び勝利する。 バブルがはじけると住宅価格はぐんと下がり、銀行は最低の値で空き家や抵当流れの物件をうりはじめました。投資家は再び勝ち上がるのです。

この例から私達は何を学ぶのでしょう?

私達が学んだことは、もしあなたが裕福な投資家や、銀行家、パワーのある人であれば、良い人生が送れるということです。そうなると、バブルが成長している時も(購入・売却を続け利益をだし、価格も上昇させる)、はじけた後も(突然安い物件ができるので購入)勝ち続けることができます。 また、政府内で力を持つのも良いことです、なぜなら、市場を操作し、気に入った人々にトラブルが起こった場合、助けることができるからです。
しかし、あなたが住む場所だけ必要な、無実で一般的な人立った場合は不運です。 上記の例のような生活をおくると、バブル成長期も(住宅の価格が高い)、バブルがはじけた時も(強制退去や名前にブラックマークがつくなど)被害をうけるのです。 それに、忘れないでおきましょう、あなたの税金が、あなたを苦しめている銀行の救済に使われるということを。
これはただ、現実の例のデモで、どのように富裕層がより裕福になるか、そして中間層と貧困層が経済危機により深刻な被害を被るかを表しています。

パート3への準備をしてください。

世界危機シリーズのパート3では、より深い世界危機の根本原因を探ります。我々は、今世界で起こっていることの全体像を示し、ユニークなチャンスに招待しようとしています。行動を起こさない者はたいてい来たる嵐に飲み込まれてしまいます。

VirtaPay公式ブログ(VirtaPay Blog)

今回も世界の現状の説明だけです。でも少し為になる投稿でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿